ポイント付与率の変更によるメリットとは?
以前までの三井住友カードは、他社カードと比較して1ポイントの最低交換金額が1,000円と高かったり、またポイントを円に換算した際の金額が「1ポイント5円換算」と複雑だったりしましたが、三井住友カード(NL)のポイント制度である「Vポイント」では、その煩雑な構造が改善され、シンプルにまた溜めやすくリニューアルしました。
ここからは、そのポイント制度が以前と比べてどのように変化したかを比較して見ていきましょう。
ポイント最低交換金額とポイントを利用する際の交換単位が変更
まず、最も大きな変化が、ポイント交換可能金額が1,000円ごとに1ポイントから200円ごとに1ポイントに変更された事です。
最低交換金額 | |
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リニューアル前 | 1,000円ごとに1ポイント |
リニューアル後 | 200円ごとに1ポイント |
この1ポイントを利用する際に、以前は1ポイント5円でしたが、リニューアル後からは1ポイント1円と等価となるため交換率に変動はありません。
しかし、交換可能な最低単位が5分の1になる事で、少額決算でもポイントを受け取れるようになるため、総合的に見るとかなりポイントが溜まりやすくなり大幅な改善と言えます。
ポイント交換率 | |
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リニューアル前 | 1ポイント5円 |
リニューアル後 | 1ポイント1円 |
少額決算でもポイントが付与される構造に大幅改善
今回のリニューアルは、電子マネー利用においても同様に反映されます。 つまり、例えばコンビニなどで800円の少額決算をした電子マネーでした際に、以前までなら1ポイントもポイント付与されませんでしたが、2020/6/1以降からは、それだけで4ポイントが付与されます。
しかもこれはクレジットカード決算だけに限らず、三井住友カード(NL)で利用出来る電子マネーiDでも同様です。
つまり、特にコンビニなどの少額決算に対して電子マネーを使うシーンではとても大きな効果がある改善なのです。
少額決算時のポイント付与例 | |
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リニューアル前 | 800円の決算で0ポイント |
リニューアル後 | 800円の決算で4ポイント |
ポイント交換率のリニューアルに合わせてANAマイレージの付与率も大幅改善
また、上記のポイントの交換単位以外にも改善されたリニューアルがあります。
これまでは別々で合わせることができなかった、三井住友銀行の各種取引で貯まるポイントと合算することが可能になったほか、ポイント交換率の変更に伴って、ANAカードのマイレージ移行コースもさらに貯めやすくなりました。
こちらも上記同様に、これまで1,000円につき1ポイントだったポイント付与単位が200円につき1ポイントとなり、その交換レートは「1ポイント=10マイル」が「1ポイント=2マイル」に変更となっておりとても大きな改善となっています。
マイル交換率 | |
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リニューアル前 | 1ポイント10マイル |
リニューアル後 | 1ポイント2マイル |
三井住友カード(NL)は、ポイント付与単位のリニューアルを見ても着実に高性能カードに進化しています。
ステイタスもありブランドイメージが高い三井住友カード(NL)のこのような大幅改善はユーザーにとって大きなアドバンテージと言えます。
リニューアル後のメリットまとめ
このように、ポイント交換可能金額が大幅に下げられたことで、あらゆるシーンにおいてポイントやマイルがとても貯まりやすくなったのは、大変大きなメリットだといえます。
特に、少額決算においてその効果は絶大となり、三井住友カード(NL)はこれまで以上にますます使いやすくなったクレジットカードに生まれ変わったといえます。