アメックスグリーンは一般カードではない
グリーン、ゴールド、プラチナ、ブラック(センチュリオン)と、クラス分けされたアメックスカードの中では、最下位クラスとなるグリーンを他社の一般カードと同等だと思われがちですが、そんなことはありません。
空港ラウンジの利用、プライオリティパスの無料付帯、充実した保険制度と、むしろアメックスグリーンは、ゴールドに匹敵するサービスを持つカードだと言えます。
以下に、それぞれの付帯サービスの詳細と、アメックスゴールドとの決定的な違いを解説していきます。
空港ラウンジの利用が可能
他者の一般カードでは、ほとんどが利用不可なサービスである空港ラウンジの利用もアメックスグリーンなら可能です。
国内主要27空港37カ所と、ハワイ・ホノルル国際空港、韓国・仁川国際空港にて、カード会員本人はもちろん、同伴者一名まで無料で空条ラウンジが利用できます。
プライオリティ・パス会員も無料
さらにカード会員であれば、プライオリティパスメンバーシップスタンダード会員に無料で登録できますので、上記の無料利用可能な空港ラウンジ以外でも、国内外600カ所以上の空港ラウンジを、本人、同伴者それぞれ、一回27ドルで利用することができます。
(プライオリティパス・とは?)
無料手荷物配送など空港内でのサービスも充実
利用空港が、羽田空港、成田、セントレア、関空の4空港に限りますが、海外旅行の際、出発時には自宅から空港までを、また帰国時には空港から自宅までスーツケース一つを無料で配達してもらう事ができます。
さらに、成田、関空では、空港内での荷物の移動を選任スタッフに任せることができますし、セントレアでは、乗り継ぎの待ち時間などの手荷物預かりを無料で行うことができます。
ほかにも、海外で利用する携帯電話のレンタル料金や、通話料の割引など様々なサービスが用意されています。
アメックスグリーンは保険制度も充実
アメックスグリーンは旅行傷害保険もとても充実しており、国内、海外、ともに最高5000万円と高額な保険が用意されています。
他にも、カードで購入した商品が返品不可となった場合、その損害を肩代わりしてくれる「リターン・プロテクション」、カード購入商品に破損や盗難などの損害があった場合、一年間で最高500万円までを保証する「ショッピング・プロテクション」、見に覚えのないインターネットでの不正使用をによる損害を全額保証する「オンライン・プロテクション」と、保険制度もとても充実しています。
さらに、旅先での緊急時の支援や、レジャーや食事などの予約も、世界中ほぼすべての国から24時間通話料無料で要請することができるので、慣れない外国の旅も安心です。
世界の14航空会社のマイルが貯まる
アメリカンエキスプレスのポイントサービス「メンバーシップリワード」は、すべての会員において同等のサービスを提供しています。
ですので、アメックスグリーン利用においても、国内の航空会社ANA、JALはもちろん、チャイナエアライン、デルタ航空、アリタリア イタリア航空など、世界の14航空会社でのマイルを貯めることができます。
しかし、JAL、ANAへのポイント移行には、別途参加登録費が必要です。JAL(年間9,000円/税込)、ANA(年間5,250円/税込)その点は注意しなくてはいけません。
アメックスグリーンはアメックスゴールドとほぼ互角
このように、主なところでは、キャンセルプロテクション(旅行キャンセル代金の補償サービス)の有無、旅行傷害保険最高額の違いこそあれど(5000万円と1億円)、アメックスゴールドとほぼ互角のサービスが用意されているアメックスグリーンですが、では、一体何が決定的に違うのかというと、それはプラチナカードへのインビデーションです。
プラチナカードや、さらに上のセンチュリオンを所持するにはゴールドでの利用実績が必須となるので、それらのカードを手に入れたいと思うのであれば、ゴールドを選択する以外ありませんが、そうでないなら、無理にゴールドを選んで高い年会費を払う必要はなく、こちらのカードで十分だと言えます。
ですが、プラチナクラスのカードに付帯するサービスともなれば、やはり最上級で、ゴールドとは一線を画するものがあります。
そこに魅力を感じるのであれば、最初からアメックスゴールドに申し込むのも良い選択でしょう。